web3的業界で加速する『村八分マーケティング』は、時代を進めるか、後退させるか?#004
NFTやトークンの値上がり期待を煽って買わせ、売ったら村八分にすることで売り圧を下げる日本的同調圧力を巧みに利用したマーケティング手法のこと。
今回は暗号業界、Web3的な業界についてワンテーマ取り上げてみましょう。
この業界に明るくない人も、「そんなことが起きてるのね」程度に読み流してもらえたらいいんじゃないかと。
仮想通貨やWeb3っぽいもの関連の周辺の市況が、にわかに活気づいてきました。ナゼかというと、とどのつまりはBitcoinの価格が上昇しているからです。
多くの詐欺師たちも力を入れて活動(犯罪行為)しており、元気になってきました。
また多くの被害者が出ることを思うと心が痛みます。
市況がよくなってくると、TwitterやYouTubeなどではうさんくさい投稿が激増します。いつもウォッチをしているんですが、ここ1ヶ月でかなり増えてきましたよ。多くの初心者の人達がカモにされているかとおもうと、この業界は変わらないな……と思ってしまいます。まぁ仕方ないですが。
また、「日本特有の動き」もありまして、これは海外からは”理解不能”だそうで、特筆に値します。
今回はそのことに関するテーマです。
自分を見失わず、声の大きなインフルエンサーに騙されないようにしましょう。
自分を持ち、楽しいトークンライフを送って貰いたい。
私からいくつかの忠告をしておきます。
⚡何が起きているのかを、まずはカンタンにおさらい。
◆FiNANCiE(フィナンシェ)という、Web3的クラファンサービスの画期的な点に市場が気付き、盛りあがっています。
◆FiNANCiEとは?
このサービス自体は数年前にリリースされており、ほとんど話題になっていませんでした。國光さんというWeb3では重鎮とされる人がCEOを務める株式会社フィナンシェのサービスです。
ブロックチェーン技術を利用したトークン発行型クラウドファンディング&コミュニティサービスで、平たく言うと新しい形のクラファンサービスです。疑似IEOみたいな感じで、プロジェクト側はFiNANCiE内でトークンを発行することで資金を調達できます。ユーザー側は、トークンを買うことで、金銭的に応援すると同時にそのプロジェクトのコミュニティに参加できます。トークンゲートのDiscordサーバーみたいな感じですね。
3年前に流行ったNFTバブル時に注目された、「NFTやトークンを発行してトークンゲートでコミュニティが作れる」というものを、プライベートな社内環境で実現させた、疑似Web3風サービスと言うとわかりやすいかもしれません。
◆ブームの火付け役は、国内NFTマーケットメイカー(仮想通貨インフルエンサーのイケハヤ氏)です。彼が力を入れて煽り始めたことで、火が付きました。
◆主に国内NFT民、+クリプト民が、フィナンシェに流れており資金が流入しています。
◆NFTやトークンへの関心はあったけれども参入障壁が高くて参入できなかったライト層も、フィナンシェなら障壁無く楽勝で始められるため、新規デビュー層も続々と参入。
◆トップを走るCNGの参加者は、執筆時現在14,000名。毎日増え続けています。
◆予想通り、2021年秋の日本のNFT初期の頃と似たような盛り上がり方をしています。それは、仕掛け人が同じイケハヤ氏だからです。当時よりも強力なコミュニティを率いてFiNANCiEへ乗り込んできた形です。
⚡忠告
◆このメルマガの読者であれば、なにか困ったことがあれば、遠慮せず僕にDM(Twitter @kanerinx )してください。これ詐欺ですか?これ大丈夫ですか?など。困ったらどうぞ!ググレカス的なのはスルーするかもですが、まぁ普通の内容なら出来る限り返します。
◆僕がこういうこと言うのも、詐欺にひっかかってしまう理由のひとつに、やっぱ「聞ける人がいない」というのがあると思うんですね。みんなが見ているところでは恥ずかしいし聞きにくいし、リアルで相談できる人っていませんからね普通。DMしてまで聞けるほどの人もいないし・・・ってことで。日本人シャイだし。(誰もあんたのことなんて気にしてないから人生恥はかきすてだよって言ってあげたい)