今回のテーマは、「オンラインサロン」について、振り返りつつ現状を見てみていきたい。
オンラインサロンビジネスが隆盛を極めたのは数年前のビジネス書ブームの頃だ。
ちょうどその頃は、「やればできる!」的なモチベアップ系のビジネス書がブームになった頃と時期が重なる。
今や、そっち系のマインドブームはとうに廃れている。
オンラインサロンも、当時隆盛を極めた有名処も軒並み会員数を減らしており、トップオブトップはサービスのクオリティも維持されているようには見える、一時のような勢いは見えない。
だいたいのサロンは、過疎って潰れるところもチラホラ。という感じに見える。
いったん、オンラインサロンプラットフォームの歴史を振り返ると、こんな感じ。
1. 2012年: 「Synapse(シナプス)」がオンラインサロンプラットフォーム事業を開始
2. 2015年: 「Salonde(サロンド)」が参入
3. 2016年: 「レジまぐ」、「DMM オンラインサロン」、「COMMY(コミー)」、「CAMPFIRE ファンクラブ(現在はCAMPFIRE Community)」が続々と登場
4. 2017年: DMM.comがSynapseを子会社化
5. 2019年: Synapseがサービス終了し、一部のサロンはDMM オンラインサロンに移転
6. 2020年: 「FANTS(ファンツ)」が新たに登場
オンラインサロンってものにまだ参加したことが無い人は、悪いことは言わないので有名どころに1〜2個くらい入ってみることを推奨したい。
こんな物かという「肌感」を得ておくのは何をする上でも大事なことです。
オンラインサロンとひと口に言っても
なんであっても、見ているだけでは歴史の当事者にはなれないのだ。
今後の人生で、新しいモノや似たモノが出てきたときにそうした「肌感」を持っていることで、直感的に物事を判断することができるようになるものだ。
オワコン気味とはいえ、まだオワコンではないサロンもあるので、そういうところからは多くの刺激を得ることが出来るだろう。
オンラインサロンは、本当にオワコンなのか?
今回、DMMなどへ問い合わせて、実態を調査してみた。
オンラインサロンプラットフォームの業界最大手がDMMオンラインサロンですが、ここが意外にも伸びていた。
こんな感じで。
「サロンはのきなみ衰退の一途を辿っている」イメージをしていたので、だいぶ印象とギャップがあった。思い込みはよろしくない。まず数字を見ることが大切だ。客観的データにより物事を考える事がだいじだ。
見ていて、あまりにも僕の肌感と違っていたので「ホントかよ」って疑いたくなるような感じだが、まぁ一応データ的にはホントなんだろう。中身の肌感は、正直わからん。
当時の全盛期を知るものからすると、「過疎っている」と思えるサロンも多かろうが、当時とはまた人が入れ替わっている事を考えると、必ずしも「オワコン」であると決めつけるのは早計に感じた。
このムービーは、主な人気サロンのオーナーにインタビューをしているDMMの動画である。
まあなかなか。
マネタイズのしかた、サロンの在り方は変化している
僕がオンラインサロンが終わっていると判断していた一つの要素が、DMMオンラインサロンの独自ツール(Facebookの代わりに使う、コミュニケーションツール)が、相変わらず使いにくいということ。
僕がサロンを開設したのが2年ほど前だが、2年前と特に変わっている気がしなかった。
その点はDMM担当者にもぶつけた。
DMM担当者もぶっちゃけベースで話してくれた。
「正直。2年前と何も変わっていません。」